インターン三島レポート

はじめまして、佐藤正幸事務所インターン生の中浦晃希です。大学では地域活性問題について学んでおり、地域の現状やノウハウを知りたく8月25日の三島市フィールドワークに参加させていただきました。フィールドワークでは実際に街に繰り出し、様々な人々がそれぞれの想いをもって活動する姿を目の当たりにしました。この場をお借りして少しでも自分が現場で見たものを共有できれば幸いです。
当日は東京から車で2時間ほど東名高速道をひた走り、朝8時半ごろに三島市に到着。市役所にて石井まさと市議が暖かく迎え入れてくださりました。市議から三島市の魅力や課題についてご説明いただいた後は三島の街中を歩きながら案内していただき、街づくりの現状などを伺いました。全体のフィールドワークを通じて一番驚いたのは、三島の豊富な地域コミュニティでした。


たとえば、最初に訪ねた商店街のコミュニティは旧来からの強固なものでした。三島が東海道の宿場町として栄えたのは、かつて道沿いで店を構えていた商店街の人々が自身の土地を削って道幅を広げたからだとか。そして現在もその誇りとノウハウは地元大学生や行政との交流を通じて伝承されていると、商店街の理事長が説明してくださいました。三島では新しいコミュニティも次々と生まれているそうで、その中で見学したのが「あひる図書館」。本棚の一箱ごとにオーナーがいるこの図書館は本の感想カードを設けることで来館者同士のつながりを作り、地域の人々の居場所となっていました。また、地域の人々の居場所といえば街を南北に横切る源兵衛川も外せません。三島市のNPO法人「グラウンドワーク三島」を中心に川の水質改善や遊歩道づくりに努めた結果、今では町中の人々の憩いの場になり、実際に散策した際もたくさんの家族連れが訪れていました。
このように、三島市は地域力が高い一体感のある街でした。背景として、市議会議員、とくに石井市議が公聴会や現場訪問を通じて市民と街のニーズにマッチした政策を展開しているからだと、市議と市民の方々が話す姿を見て強く感じました。現在三島市は都心への通勤圏内であるという地の利を活かし、移住者が街づくりに参加できる環境づくりを進めているそうです。街ではすでに移住者の方が立ち上げた店が目立ち始め、また新たなコミュニティが生まれようとしています。成長が止まらない三島。またすぐに訪れたくなる、そんな街でした。
自分にとって今回のフィールドワークは、書類上では伝わらない現場の人々のアツい想いを肌で感じることができるとても新鮮で貴重な経験でした。このような機会を設けてくださった正幸さん、本当にありがとうございました!!